超未熟児(超低出生体重児)として誕生した大ちゃんのNICUと退院後の成長をつづったブログ記事。冷凍母乳やアレルギー対策情報も。
超未熟児・大ちゃんの成長日記(ブログ「604gのタカラモノ」よりサイト内に転載しています
2009年7月のブログ
2009-07-14 (Tue)
大ちゃん誕生2日前のこと
- 大ちゃんママ(当時はもちろんまだ名前は決まっていませんでしたが・・・)の定期検診の日。
- 血圧が下がらない、蛋白が出ていることから、近々入院するかもしれない、もしかすると帝王切開早い段階で赤ちゃんを取り出すかも知れないということで、2人で向かったこの日の検診です。
- 2時ちょうどに病院に到着し、3時から検診・・・
- 血圧は180の110程度
- 蛋白は3プラスです。
- 超音波は実習生の先生が見ていたのですが、途中から先生と交代。
- 胎盤から赤ちゃんに行く血流が少ない。
- そして赤ちゃんが週数の割りに小さい、ということを言われました。
- 大きさを測って、大体の体重がわかるのですが、520gくらい。
- 赤ちゃんの脳内の血流が多い。
- これは脳に負担がかかるので、よくない状態のようです。
- 赤ちゃんのストレス、ママの身体のことを考え、翌日からの入院、となりました。
- 2009-07-15 (Wed)
- 朝10時に入院手続きをし、その後は先生からのお話。
- 胎盤を通じて、赤ちゃんへの血流が非常に少ない。これはお母さんにも、赤ちゃんにも良くない状態で、このままでは赤ちゃんは大きくなれないし、お母さんは血圧を上げてでも血液を送ろうとするので、ものすごい負担になるそうだ。
- お母さんも大事。
- 赤ちゃんも大事。
- お父さんは仕事へいったん出かけ、夕方、もう一度先生と話す。
- 今夜1日は待てるけど、明日以降には何が起こるかわかりません。
- 帝王切開手術で赤ちゃんを取り出さないと、2人とも危険・・・
- 明日の手術、となりました。
- その日の夜に、赤ちゃんが産まれた時に呼吸が楽にできるように、注射を打ち(エストロゲン??)、明日に備える。
- え・・・?? もう明日?! 赤ちゃん産まれるの?!
- 体重500g台だって言ってたけど、大丈夫なのかな。
- 先生も、はっきりとは言わない。出来ればあと3週間くらいは待ちたいけど、それも無理。もう、何があるかわからない、そうだ。
- 赤ちゃんは無事に産まれるのか。
- お母さんは、大丈夫なの?
- 産まれたとして・・・生きれるの?
- 信頼の出来る先生がいうのだから、きっと大丈夫、という気持ちと、「生」と「死」の距離がとても近い、その不安。。。
- 本当に?本当に? 明日になれば、血流が良くなって、手術が延期になるんじゃないの?と思いつつ、両方の親に、明日病院に来て欲しいと伝える。
- 大ちゃんのパパママ
- 2009-07-16 (Thu)
- 朝、妻の入院している大学病院へ。
- 入院したのは、昨日。でも小さな赤ちゃんのためのNICUに空きがないので、今日、昼前には移動します。
- 同室の人も驚きの、転院の早さ。
- 荷物をまとめ、タンかで救急車を待つ部屋へ。
- 分娩室だった。
- 看護師さんが付き添ってくれ、血圧や胎動モニターを常に気にしてくれている。赤ちゃんは元気がない、との事。
- 逆子だ。
- 最近では救急車はこのような場合でも「予約」はできないそうだ。
- あくまで救急。
- 直前に連絡をいれ、救急隊員が数名入ってくる。
- ヘルメットに、マスク・・・すごく、ものものしい雰囲気で、これが緊急事態なんだということがわかる。
- タンカに乗せられ、救急車へ。先生と、見習いの先生、そして旦那である私と荷物。救急車の中なんて、広いものじゃないので、窮屈だ。
- 朝、病院に来るとき、手術は延期かもしれないけれど(そんな楽観的な予想も結構本気でしていました)、赤ちゃんが産まれるとしたら、超記念日だ!と思い、愛用の一眼レフカメラに、明るめのレンズ(ひょっとすると暗い場所かもしれないので・・・)を手にして出てきていたので、ずっと肩からカメラをぶら下げています。
- 明らかに一人だけ・・・緊急事態ではない・・・。
- 長くなるので・・・
-
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