お風呂に入る(沐浴)前に
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、汗や分泌物などの汚れがたまりやすいものです特に皮膚と皮膚がくっついている首や
ひじや膝のうら、股やおしり)は毎日お風呂で汚れを流して、キレイにしてあげましょう。
1.赤ちゃんのご機嫌をチェックします。
・熱が37.5度以上あるとき。
・ぐったりして元気がないとき
・たびたびミルクを吐くとき
・皮膚に湿疹やヤケドがあるとき(但し沐浴したほうが良い場合もあるので医師に相談しましょう。
こんなときは沐浴はお休みしましょう。汚れやすい首のくびれや脇の下、お尻を中心に全身をお湯でしぼったタオルで拭いてあげます。最後は乾いたタオルで拭いてあげるとさっぱりします。
・授乳直前や直後(空腹、満腹時)
沐浴は授乳後30分以上あけて行いましょう。
2.沐浴の準備
沐浴に必要なものは一箇所に集めておきましょう。
沐浴の際は手際よく着替えができるよう、あらかじめ、肌着と衣類を重ねて袖を通して、オムツをセットします。
ベビーバスにお湯を張り、きれいなお湯を洗面器にとっておきます。
準備するもの・・・ベビーバス、温度計、洗面器、ベビー用石鹸、沐浴布、ガーゼハンカチ、バスタオル(着替えの上に広げておきます)
ポイント
・お湯の温度は
夏:38〜39度 冬:40〜41度 が最適
温度計か、ひじで確認すれば安心ですね。
・ベビーバスの場合は、お湯が冷めやすいので、さし湯も準備しておきましょう。
・お風呂から上がった後に湯冷めしないように、お部屋の温度も調節しておきましょう。
・沐浴に時間をかけすぎると、赤ちゃんがのぼせてしまいますので、10分間くらいを目安にします。
・なれない間は汚れが気になるお尻や首、脇などを重点的に洗う方法で行いましょう。
・赤ちゃんは新陳代謝が盛んなので、一日一回はいれてあげましょう。
・こわごわ入れていると、赤ちゃんも不安を感じてしまいます。肩の力を抜いて楽しみながら入れてあげましょう。
沐浴の手順(気持ちよくお風呂にはいるために)
赤ちゃんと楽しくお風呂に入ることができ、キレイにしてあげればOKなのです。それぞれの家庭に、それぞれの沐浴の方法があると思います。あくまで参考程度、に。
1.お湯に入りましょう
赤ちゃんの体に沐浴布またはタオルをかけます。
耳をギョウザの形に押さえながら頭をささえ、利き手でお尻を支えて、足もとからゆっくり入ります。
お湯につけたら、お尻を支えていた手を離し、お湯になれる様に体全体に少しずつお湯をかけます。
体を洗い始めるのは、湯になれて気持ちよさそうな表情になってからにします
2.顔を洗いましょう。
赤ちゃんを支えていない手で、洗面器の湯でぬらしたガーゼかタオルを軽くしぼり顔を拭きます。順番は、
@目頭から目じり A額から頬にかけて数字の3を書くように B眉間、鼻、口のまわり です。
顔に湿疹ができたら、石鹸を使って洗います。
※これは一例ですので、あんまり順番にこだわらなくてもいいですよ。
※目やにがあるときは、ないほうの目から洗いましょう。
3.頭を洗いましょう
片手で石鹸をよく泡立てて、頭皮を指の腹でぐるぐる円を描くように洗います。ガーゼですすぎ拭きます。
4.体の前面を洗いましょう。
手で石鹸を泡立てて、
首⇒脇の下⇒腕⇒指⇒胸⇒
お腹⇒股⇒足の順に
なでるように洗います。
首や足のつけね、股は特に丁寧に洗います。
沐浴布を少しずつずらしながら洗います。
前面が洗い終わったら、沐浴布をはずします。
5.背中を洗いましょう
背中を洗う方法はいくつかあると思いますが、やりやすい方法を選んで行ってください。
例:
利き手で赤ちゃんの左脇から肩をもって、赤ちゃんを利き手に移し変え、腹ばいにします。
日本語わかりずらいですが・・・写真のようにです。
石鹸をあわ立て、うなじ⇒背中⇒お尻の順に洗います。
6.上がり湯をかけましょう
お湯の中に肩までつかり、温まります。
最後に、キレイなお湯をかけます。
7.タオルで水分を拭きましょう
お湯から出たら、バスタオルでくるみ水気をふき取ります。こすらず、かるく押し当てながらふき取ります。
8.服を着せて(オムツは早めに)、楽しいお風呂の時間は終わりです
とっても緊張した、初めての沐浴でしたが、看護師さんに教えてもらいながら何度かお風呂に入れてあげれば、すぐになれました。お風呂が大嫌いだった大ちゃんも、泣かずに入れるようになり、安心です。
重みを感じながらの沐浴には感無量です。
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