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小さな赤ちゃんが誕生する原因はいくつかあります(早産、子宮内胎児発育不全) 

早産になる場合

なんらかの理由で予定日より早く生まれることがあります。妊娠22週以降37週未満の出産を早産といいます

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原因はさまざまですが、

・妊娠高血圧症候群
・常位胎盤早期剥離(はくり)
・子宮頸管(しきゅうけいかん)無力症
・前置胎盤
・母体の感染
・羊水過多症、羊水過少症
・母体合併症がある場合(糖尿病、腎臓病など)
・前期破水
・双胎、多胎妊娠の場合
・母体の疲労

 などがあるようです。
 他にも、母体の状態や赤ちゃんの状態を考慮して、早めに帝王切開出産し、小さく生まれる場合もあります。
 これは未熟児の医療が進み、小さな赤ちゃんでも育つことができるようになったためという理由もあります。もちろんできるだけお母さんのお腹の中で育ったほうが良いのですが、合併症などを持つ場合には、お母さんのほうが大変な場合があるためです。

早産になる主な原因

妊娠高血圧症候群 症状が重く胎盤機能が低下すると赤ちゃんに十分な酸素が送られなくなる。
常位胎盤早期剥離 出産前に胎盤がはがれおちてしまう症状
子宮頸管無力症 妊娠中にもかかわらず、子宮頸管が緩み子宮口が開いてしまうこと。
前置胎盤 胎盤が子宮口をふさぎ、経膣分娩が困難になる
母体の感染 細菌性膣症から卵膜の炎症を起こした場合、早産になりやすい
羊水過多症・過少症 羊水が多すぎたり少なすぎたりする場合、早産や胎児仮死になりやすい。
前期破水 陣痛の前に赤ちゃんを包む卵膜が破れて羊水が流れ出ること
双胎、多胎妊娠 双子や三つ子の妊娠の場合、貧血や妊娠高血圧症候群になりやすい。





赤ちゃんがママのおなかの中で大きく育たない場合(IURG)や喫煙が原因となることも。

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在胎週数に比べて、赤ちゃんが小さい場合は子宮内胎児発育不全(IURG)と呼ばれます。
 IURGにもさまざまな原因があり、赤ちゃんに問題がある場合、母体側の病気の問題などです。

 また、妊娠中の喫煙と未熟児との間には明らかに関係があることがわかっています。妊娠がわかったら、すぐにやめたほうが良いでしょう。ママがタバコを吸うと、母体の血管が収縮し、赤ちゃんに十分な血液が送られなくなります。血液の量が不足すれば、脳の発育にも影響がでます。
  
 アメリカ公衆衛生局の研究では、喫煙は早産の危険性を約2倍に、破水の危険性(37週以降)を2~3倍にすると報告しています。平均体重も、非喫煙のママから生まれる赤ちゃんと比べて、200g以上軽く、小さく生まれる可能性が3倍程度になるとされています。



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