出生体重が2500g以下の「低出生体重児」は
増加傾向だそうだ。
厚生労働省発表の人口動態統計によると、1990年の全出生数に対する低出生体重児は6.3%だったが、2004年には9.4%に上昇している。
2009年4月には、新聞報道で、女性の痩せ願望が原因だ、という記事がでた。
それだけが原因ではないだろうし、一生懸命赤ちゃんを産むお母さんにだけ原因を押し付けるのは、乱暴だと思う。
当然、痩せすぎや過剰なダイエットは妊娠・出産にとって良くないかもしれないけれど、その原因は社会全体の風潮であったりするわけではないか。
規則正しい生活リズムに食生活、過剰なダイエットは美しくない・・・そういうことを小さな頃から教えてもらえるような社会になれば、少しは変わるのかも知れない。
教育、という分野から、踏み込まなければ、根本的には解決しない問題だろう。
低体重で産まれれば、いろんなリスクが高まるし、NICUの設備の整った病院の数が少ないので、たらいまわしが増えるという危険もはらんでいる。当然、命にかかわる、というのが問題だ。
低出生体重児が増加しているのは現実なのだから、
具体的な対処策(NICUを増やす、産科医師を増やす、など) と、
妊娠出産に対する子どもの頃からの正しい知識を得ることの出来る教育環境、社会意識
を望みたい。
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