誰が言い始めたのか、小さいうちに動物園につれていくと、動物の糞などの汚いものがたくさん舞っているので、免疫が強くなり、アレルギー体質になりにくい、という。我が家の場合も、なんとなくそれを信じて、小さいうちから動物園やら、友達にお願いして農場の牛舎に大ちゃんを連れて行っているのですが、その真偽と根拠は・・・
気になったので、少し調べてみました。
2008年に放送された 病の起源 第6集 アレルギー
〜2億年目の免疫異変〜
------------NHK番組ホームページより引用------------
南ドイツで、農家と非農家の子供の家のホコリを集め、「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、それが多い農家の子ほど花粉症とぜんそくを発症していなかった。エンドトキシンは乳幼児期に曝露が少ないと、免疫システムが成熟できず、アレルギー体質になる。農家のエンドトキシンの最大の発生源は家畜の糞。糞に触れることのない清潔な社会がアレルギーを生んだとも言える。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081123.html
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感覚的に、都会育ちの人にアレルギー体質の人が多くて、昔の田舎育ちの人には少ない・・・そんな気はしていたけれど、このエンドトキシンという物質が関係しているのですね。
写真は「牛舎」です。家畜の糞の宝庫ですね。
動物園も、濃度は違うでしょうが、同じような効果があるのでしょうね。
牛舎には、牛の排泄物がたくさん。
エンドトキシンがいっぱい、と喜んでばかりもいられません。当然のことながら、雑菌が多くある場所なので、過度の触れ合いには注意するべきだと思います。
サルモレラ、O-157など、家畜を媒介して感染する病気には重篤化すると命にかかわるものもあります。
親の都合、思惑だけで赤ちゃんに負担を掛けることになっては本末転倒ですよね・・・。
特にこのサイトを訪問してくださる方は、小さな赤ちゃんを授かった方が多いと思います。我が家も同じです。
強い体に、アレルギー体質でないように、、きっとみんなそう思っているのでしょうね。
うちは、なんとなく聞いて、勝手に動物園やら牛舎やら豚舎やら動き回っていますが、それぞれのお家のペースや方法があるのでしょう。主治医と相談しながら、出かける先などを決めてください。
適度に、徐々に、であれば、キョウレツな臭いのある「牛舎」は個人的には超お勧めスポットです、と言っておきます。動物園も大好きです。
元々、
動物園は大好き
なので、出かけると親のほうが楽しいんでいる状態です。牛舎にしても、あの一斉に牛がこっちを見たり、顔を近づけてモ〜っとなくスリルにはかなり興奮します。
子どものため、免疫力アップのため、〇〇に連れて行ってあげなくちゃ、と思いがちなのですが、一緒に楽しい時間を過ごすことが、きっと赤ちゃんにとっても楽しい時間なのでしょうね。
牛舎や動物園に限らず、都会に生活していると意図的に出かけないと土に触れたり、自然に触れ合う機会はないものですが、「〇〇しなきゃ」ばかりにならないよう、バランスをとりながらそ楽しみたいものです。