604gのタカラモノ(超低出生体重児、大ちゃんの成長記録・育児日記)

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2009 年 12 月投稿文

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2009-12-01 (Tue)
11月29日、30日と、大ちゃんはお母さん、お父さんの長時間面会を体験しました。

別室に、椅子やソファを準備してもらい、12時半ごろから夕方5時くらいまでを一緒に過ごしました。

お父さんも、久しぶりにお風呂に入れましたが、2日とも一度も泣かず、大ちゃんの成長っぷりをみることが出来ました!

母乳も、100mlを越えて飲むことがあるほど、しっかりと飲めるようになりました。

こうやって着々と退院の準備を進めていると、嬉しい反面、NICUから出るのが少し寂しく感じることもあります。

大ちゃんはアイドルですよ~

退院すると寂しいですね~

でもお父さん、お母さんといるのが一番ですからね~

と、話しかけてくれる看護師さん達。

長い間、本当に、本当にお世話になりました。
あと3日間で卒業です!

2009-12-01 (Tue) の画像
写真は長時間面会の部屋で眠っている大ちゃん
大ちゃんのパパママ
2009-12-04 (Fri)
祝☆ 退院 !!!
2009-12-04 (Fri) の画像
 晴れわたる空の下、大ちゃんが無事に退院することが出来ました。
 夏から冬へ・・・・4ヶ月半のNICU入院生活。604gで誕生した大ちゃんは3094gまで大きく成長しました。
 
 身体に管がたくさんついていた、小さな小さな大ちゃん。
 お腹が空いたら泣いて、ダッコして欲しいときも泣いてと、甘えん坊の大ちゃん。
 可愛い寝顔の大ちゃん。
  
 ・・・・いろんな大ちゃんを思い出し、昨日道を歩いている途中で涙が出てしまいました。
 
 キミの声を初めて聞いたのは、生まれてから41日が過ぎてからでした。
 キミを初めてダッコしたのは、生まれてから48日が過ぎた日のことでした。
 キミがお母さんから直接おっぱいをもらったのは、98日目のことでした。その日、お母さんは嬉しくて、涙が流れ落ちました。

 今日は、新しい洋服を着て看護師さん達に囲まれて退院しました。

 帰りのタクシーの運転手さんの名前に「祝」の文字が入ってたね。車のナンバーは 8888 で、なんだかお目出度いね。

 おめでとう。おめでとう、大ちゃん。
 お母さんもお父さんも、とっても嬉しいよ。
 これからはずっと一緒だよ。これからも宜しくね、大ちゃん。
 
 2009-12-04 (Fri) の画像

 お世話になった、NICUの先生、看護師の皆さん、全てのスタッフの皆様には感謝の気持でいっぱいです。
 面会の時間は1日の時間から換算すればほんの少ししかありませんが、それ以外の時間にも大ちゃんに優しく接してくださった皆さんには、お礼のいいようがありません。
 
 「最近の医学はすごいね」とよく言われます。
 もちろん医療技術があってこそ、、なのですが、NICUスタッフの皆さんの心温まる言葉、振る舞い、そして目には映らないですし、耳を澄ましても聞くことはできませんが、「愛情」が大ちゃんに伝わり、親である私達に伝わってきたからこそ、この退院の日を信じて、日々の病院通いを楽しむことが出来ました。病院にいながらにして、アットホームな雰囲気で育児に携わることが出来ました。

 皆さん、ありがとうございました。本当にありがとうございました。
 
 
 家での育児が始まりました。
 また大ちゃんとNICUに遊びに行きますね。
 
 そして、今もNICUにいる小さな赤ちゃん、これからNICUに入る赤ちゃんを応援しています。

大ちゃんのパパママ
2009-12-06 (Sun)
大ちゃんが退院して、我が家での生活が始まりました。

こうしてブログを更新していても、近くに大ちゃんがいます。
これまでは病院のNICに通わないと会えなかったのに、少し不思議な感じがします。

いつも看護師さんと医師の先生に見守られていたので、目を離すのが短時間でもちょっと怖いです。。

目を離した間に、ミルクを吐いて窒息したら・・・ とか
寝ている間に、呼吸が止まってしまわないか・・・とか

育児に慣れた人が聞いたらあきれられそうな感覚があります。
すこ~しずつ、慣れてきましたが、まだ、どのくらいの距離感で接してよいのか分からず、ついつい過保護にりそうです。

昼も夜も、お腹空いたときやらオムツが汚れたときには泣くので、何かと大変ではありますが、素直に、息子が一緒にいるのは嬉しいです。

 今日はおじいちゃんもおばあちゃんも来てくれ、大ちゃんも色んな人にダッコされるのを喜んでいました。
  2009-12-06 (Sun) の画像
大ちゃんのパパママ
2009-12-07 (Mon)
2009-12-07 (Mon) の画像

家に帰って四日目の今日ですが、入院中から続いている薬もいくつかあるわけで、回数や時間を間違えないように、注意しながら薬の時間も楽しまなくてはなりません。

 未熟児くる病という、骨の生成がまだしっかりできていない症状があるので、Ca(カルシウム)の代謝を良くする薬、貧血の鉄剤、舌にカビみたいなのがあるので、その塗り薬、と忙しい大ちゃんです。
 
 母乳に比べればきっと、美味しくないだろうし、早く薬が無くなればいいな、と願っています。
 
大ちゃんのパパママ
2009-12-09 (Wed)
 本日は、産科医療の現場を題材にしたドラマ「ギネ」の最終回でした。普段はほとんどドラマを見ることがないのですが、このドラマだけは、欠かさず見ました。

 このドラマに関して、原作と違うとか、俳優、女優の演技がよろしくないとか、そのような意見が多いのも知っていますし。ドラマはドラマ、ドキュメンタリーではなので、無理のある設定もあります。そんな事はさておき・・・

 初回、そして最終回と、1000g前後の小さな赤ちゃんが誕生する場面がありました。特に今回は、誕生してから、呼吸器を挿管され、酸素のポンプを押されながら運ばれるシーンがあり、大ちゃんもああして生まれ、産科医、麻酔科医、小児科医、看護師、など多くの人に支えられての誕生、そして大ちゃんママの命を救ってくれたのだな、と思うと涙が出てきました。本当に、2つの命を守ってくださったスタッフの皆様には感謝しています。

 ドラマを通じて、産科医不足の現状、特に後半の回では総合周産期母子医療センターやNICUの必要性を訴えるような、メッセージを発するドラマだったと思っています。

 セリフも、わざとらしく、といえば言い方が良くありませんが、無理にでも「周産期母子医療センター」を入れたり、お産にかかわる問題点を説明するようなセリフが入ってたのが特徴的なドラマでした。

 脚本家、プロデューサー、監修をした大学側、そして藤原紀香さんなど出演者が、メッセージを持っているからこそ有り得た不自然なセリフ、だったと感じています。
 「自然」を求めていては、また違った展開になっていたのでしょう。

 訴訟問題、教授への出世レースなど、生々しい題材を取り上げ、そして赤ちゃんの誕生シーンという難しい撮影シーンに挑して、医療現場(特に産科医療)にある課題と、今後のあり方についての提言、ハイリスク出産の受け皿がもっと必要ではないか(それには医師の善意と体力に頼るだけではいけない)というメッセージを残されたこのドラマを、今年、超低出生体重児の男の子を授かった身として、楽しくそして真剣に見ることができました。多くの人が、命の尊さを感じたり、医療について考えるきっかけにもなったのではないかな、と思います。(視聴率はそんなによくなかったようですが・・・)

 さ、お風呂に入って、大ちゃんを寝かしてあげようと思います。 
  
 
大ちゃんのパパママ
2009-12-10 (Thu)
今日は出勤前に大ちゃんが大泣きしていたので、お父さんがオムツを交換しました。

オッパイが欲しいとき、おむつを替えて欲しいとき、ダッコして欲しいとき、大ちゃんは本当によく泣きます。

オムツ交換時に、オシッコがぴゅ~~~っと。
新しいオムツで抑えたのですが、抑えるのが少し遅れたために、結構汚れてしまいました。

せっかくだし、もう一個新しいオムツを持ってきて、交換しよとしたら、さっきより勢いのついたオシッコが・・・!!
油断していたお父さんのパジャマにまで飛んできてしまいました。

フェイントを仕掛けてくるなんて、、成長したね、大ちゃん。
大ちゃんのパパママ
2009-12-22 (Tue)
本日、初めてのお出かけ!
は3ヶ月検診でした。

保健所では、発育過程の注意点や離乳食の話を聞いて、身体測定、診察、BCG接種となりました。

周りの赤ちゃんはとても大きく見えましたが、
全然気になりませんでした。

待ち時間が長く、授乳のタイミングや泣かれたらどうしようなどと不安もありましたが、
大ちゃんはスヤスヤ寝たり、「キャッウ」と手足を動かしご機嫌で助かりました。

体重 3,652g

身長 49.4cm

BCG接種は打たれた時には大泣きしたものの、終わったらケロリとしていました。
今まで管を入れたり、手足への注射や目の検査など、沢山経験してきたので、
大ちゃんは本当に強くなったんだな~としみじみ。


担当の保健師さんが大ちゃんをダッコしてくれたり、荷物を持って下さったりして、
ずっと気にかけて下さっていました。
ありがとうございました。

大ちゃんのパパママ
2009-12-27 (Sun)
最近、発見したことがあります。

おっぱいを飲んでもオムツを変えても、ダッコしても、泣くときに、水道の水を流して、ジャーっという音を聞かせると、ふっと泣き止むのです。

毎回、、ではありませんが、7割くらいの確立で落ち着き、眠そうな顔になります。ダッコしている間はそのまま、眠っているのですが、バウンサーや布団に寝かすと、すぐに

「ふえ~」

と泣き始めることもしばしばです。甘えてくれるのは嬉しいですが、眠いときなどは、どうしたら早く寝てくれるか知恵比べです。


 水道のジャーの音は、お母さんのお腹の中で聞こえていた血流の音に似ているのでしょうか?ビニール袋をくしゃくしゃすると落ち着く、などよく言われることもありますが、ビニールの音にはあまり反応してくれませんし。。

 どんな音が好きなのか、しゃべれるようになったら聞いてみたいところです。
 記憶が残っているといいのですが。。。 
大ちゃんのパパママ
2009-12-28 (Mon)
布オムツに挑戦中
2009-12-28 (Mon) の画像

NICUに入院していた頃は、もちろん紙オムツだったのですが、退院して生活が落ち着いてきてからは布オムツにも挑戦しています。
特別な理由はないのですが、布オムツの方がなんとなく、汚れに強い子に育つのかな~と・・・雑菌にも負けない抵抗力が身につくかなと思いはじめたのですが、どうも、布オムツの良いところというのは、ソコではないようです。

・親子のコミュニケーション、スキンシップが増える
・オムツ離れが早くなる

この2点が一番のポイントだそうで、確かに紙おむつとは違って、吸収されないので『気持ち悪い』んですね。
だからすぐに変えて欲しいよ~と泣き始め、自然と交換の回数が増えています。
コミュニケーションの機会が増える、というのは、つまりオムツの交換回数が増える、ということです。

おむつ離れに関しては、まだなんとも言えないのですが、同じく「気持ち悪い」が分かる男になる、からでしょう。

汚れたままの時間が増えるから、雑菌に強くなる・・・なんて考えていたのが少し恥ずかしいな。
こまめに交換、そして蒸れて雑菌が増えすぎないようにしないと肌荒れの原因となります。乾かす時間も確保したほうがベターなようです。
2009-12-28 (Mon) の画像

他にも、布オムツの利点として

・経済的
・環境にも優しい
・オムツとして以外にも、こぼしたモノなどを拭ける

などなどあります。

昔ながらの布オムツは、手がかかるけれど良いところが沢山☆

・・・と言いながら、我が家の場合は、夜はまた紙おむつに戻ります。


大ちゃんのパパママ
2009-12-29 (Tue)
今年もあと三日となりました。

大ちゃんが生まれてきてくれ、NICUでの入院、GCUへの移動、そして退院、退院後の生活と、色んなことがあった1年になりました。
そんな大ちゃんと、昨日、おとといと、プチお出かけをしました。

家の近くに本屋さんがあるのですが、そこまでのお散歩です。

退院時に来た、お洋服を着て、ダッコ紐でダッコをしてブランケットで包んでのお出かけです。
退院して1ヶ月は家の中でじっとしていようと思っていたのですが、大ちゃんの体調もいいし、昼間ならあったかいしと思っての散歩決行です。

ダッコ紐は本当に楽ですね~。最近どんどん重くなってくる息子をダッコする手が疲れやすいのですが、このダッコ紐を使えば楽なものですし、大ちゃんの顔も良く見えて安心です。

本屋に到着するころには、もう眠りそうな大ちゃん。
本屋を歩いているときにはずっと寝ていた大ちゃん。

15分くらいの外出でしたが、楽しい散歩となりました。

昨日も、年賀状を出しに郵便局まで一緒にいこうとしましたが、風が冷たかったので、大ちゃんはすぐに帰りました。

人の多い、駅やスーパーへの買い物は暖かくなるまで控えようと思いますが、たまには散歩に連れて行ってあげようと思います。


25日~27日までは、お祖母ちゃんが来てくれていて、大ちゃんのお世話をしてくれました。
数時間、お祖母ちゃんに預けているだけで、今度見たときに大ちゃんが大きくなっているので、驚きでした。いや、ほんとに・・・でっかくなっているんです。
顔の形とか、身長も、一気に成長する気がします。

頭のてっぺんの、頭蓋骨がまだくっついていないプニプニ(というかぶよぶよというか、柔らかい)のところも、少し狭くなったような気がします。

1月4日に病院での診察があるので、身長、体重を調べるのが楽しみです♪

大ちゃんのパパママ
2009-12-30 (Wed)
今年もあと2日・・・

日に日に大きくなる大ちゃんは、最近頭を動かしてきょろきょろしている時間が多いです。
寝返りももうすぐかな~、と楽しみです☆

しかし・・・動かしすぎで・・・後頭部がハゲでいます!!
床やらバウンサーやらとこすれて、髪の毛が抜けているのですね・・・

髪の毛が抜ける、で思い出しましたが、大ちゃんは生まれたときからNICUの入院中のかなりの時間、体中に毛が生えていました。
どうも、未熟児で生まれた赤ちゃんは大抵そうらしく、正産期でうまれてくる赤ちゃんも、お腹の中にいるときには体毛があるようなのです。
大ちゃんの肩毛は、それはそれはたくましいものでしたが、、いつの間に無くなったのでしょうか。

後頭部のはげと同時に、生えてきたのは、、、ヒゲ!
まだ産毛程度ですが、毎日伸びているのが良く分かります。もうヒゲが生えるのですね。
あと、まつげが、すごい勢いで伸びています。まゆ毛の倍くらいの長さになっています。。。そろそろペースダウンしないと。。


今日もお散歩で、近所の本屋さんへ行きました。
出かける前に、おっぱいの時間だったので(このときは冷凍母乳を溶かしてあげました。150ml完食♪)、お腹いっぱいで眠かったのか、散歩中の大ちゃんはずっと寝ていました。

誕生したときは、年内に散歩できるなんて思ってもみませんでしたが、とっても嬉しい時間です。
さ、明日は今年最後の1日。何をして過ごそうかな~




大ちゃんのパパママ
2009-12-31 (Thu)
1年が過ぎ去ろうとしていますね。大晦日は寒い日になりました。全国で、暴風大雪に注意したいものです。
そんなに雪の多い地方ではないにもかかわらず、窓の外には雪が舞っています。

大ちゃんに、「雪だよ~」といっても、寝たっきりで全く起きません。
さっきまでエンエン泣いていたのに・・・

NICU病棟を退院して、4週間近くがすぎましたが、薬は毎日服用しています。
未熟児くる病のための「アルファロール(朝0.3ml)」と、未熟児貧血のための「インクレミン(朝晩1.2mlずつ)」という薬を飲んでいますが、アルファロールが今日でなくなってしまいました。

あれ?10ml瓶でもらって、一日0.3mlなのに・・・
NICUで飲んでいた続きをもらったのかな。

久々にNICUに電話をして、聞いたところ、今度の診察まで飲まなくていいですよ、と。
思わぬタイミングで大ちゃんは薬から開放されました。ちょっと心配ですが、先生がそういうなら問題ないのでしょう♪
診察で、今後も薬が無くなればいいのですが、、

くる病にしても貧血にしても、もう未熟児ではない赤ちゃんサイズになった大ちゃんも「未熟児くる病」なのかな?
小さく生まれたのが原因での病気だから、名前はずっと残るのかな?!

初詣も、遠出も難しいので、ほんとにのんびりとした年末を過ごしています。
大ちゃんのパパママ

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